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【1期生活動レポ】島んちゅの交流拠点に「海畑食堂てぃあんだ」


勝連正美・金武寿さん

沖縄県うるま市島しょ地域、宮城島桃原地区の出身者と、島外県外からの移住者の同士。
島で採れた農作物や魚を、提供する食堂「てぃあんだ」を運営。
古民家を活用し、店づくりから生産者とのつながりづくりなどに勤しむ。
海畑食堂てぃあんだFacebook Page
海畑食堂てぃあんだ Instagram

 

2021年度は、新たにどんな事にチャレンジしましたか?

自分たちで育てた新鮮で無農薬に近いお野菜も提供できるように「てぃあんだファーム」を立ち上げました。それから、島の友人に60坪ほどの畑を無償で貸してもらい、畑も拡大しました。現在、レタス、ほうれん草、玉ねぎ、かぼちゃ、黄金芋などを栽培しています。食堂をオープンしてまだ間もないので、毎営業日をこなす事で精いっぱいですが、「てぃあんだ」の名前の通り「心を込めて丁寧に作ったお料理を食べて頂きたい」という気持ちでお客様に料理を提供しています。食堂を実際に運営し、改めてその意味を感じています。

新たなチャレンジに向けて大変だったことは何でしたか?

「地域の新鮮な海産物や農産物を他の地域の方々にも食べてもらいたい」「その生産者の販路を作りたい」という思いではじめた食堂作り。宮城島の玄関口という素晴らしい立地の建物を借りることができたのですが、そこは解体予定だった建物で、屋根や床を作るなどの大改造が必要でした。予算は?人手は?本当に大丈夫なの?と言う不安はありました。代表二人が本業を持っているため、仕事の合間に少しずつ作業を進めていきました。完成までに2年近くの年月がかかってしまいました。

問題を解決するためにどんなチャレンジをしましたか?

まず、元大工であり、現在海んちゅでもある金武の腕を信じて段取りを任せました。それから、それを支えてくれる多くの仲間に恵まれ、作業がどんどん進みました。とても感謝しています。特に、桃原に移住し現在もこのプロジェクトに関わってくれる小野さんご夫婦の多大な協力があった事は大きいです。また、タイミング良く「ワタクシプロジェクト」にご縁があった事はとても大きかったです。今、それぞれが偶然ではなく、必然だったと思えます。

島嶼地域で活動するにあたり、心の支えになったことはなんですか?

この島に移り住み、「普通にあるものの本当の価値」を感じるようになりました。また、それを分かち合える多くの仲間に出会えた事が心の支えになりました。ワタクシプロジェクトを通し、同じ方向を向いている方々に出会えた事も、大変心強かったです。これからもメンバーと交流を持ちながら、「この島しょ地域の活性化に繋がる事を一緒に少しずつ進めて行きたい」という目標や夢ができました。

次にチャレンジしたい目標があれば教えてください

海産物や農産物を使った加工品の製作、販売を目指しています。生産者の収入に繋げる販路を作り、それを購入した多くの方々が喜んでもらえる。そんな仕組み作りを考えていきたいです。 また、当店は宮城島の玄関口にあります。その抜群の立地を活かし、島しょ地域の案内ができるアンテナショップの役割も担っていきたいです。宮城島には、もずく業者や漁師さん、美味しい野菜を作っている農家さんなど、素敵なものを持っている方々がたくさんいます。その点在している点と点を結んで線を引き、つながると面になります。宮城島を一つの大きな面として一体感を作り、この地域が魅力ある場所だとPRしていきたいです。

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